大雨

避難を拒む高齢者たち

2018年7月上旬に発生した西日本豪雨で災害が少ない都道府県で有名な岡山県で大きな被害が起こりました。

岡山県のあちらこちらで大きな被害が出ていますが、死者が多かったのが岡山県倉敷市真備町でした。

岡山県倉敷市真備町の被害は堤防の決壊でした。この堤防が決壊してしまったために岡山県倉敷市真備町の半分が2階建ての一軒家の2階部分まで冠水してしまったのです。

大風の進路

2階や屋根に上がって避難

そのため2階に避難していた家の持ち主の中には、2階まで水が来たから屋根に上って雨に濡れながらの夜明けを待った被災者もいます。

しかし、50名以上の死者を出した岡山県倉敷市真備町の犠牲者の多くは高齢者でした。避難場所に避難していない高齢者の多くが、家の中で亡くなってしまったのです。

若い世代の家族と過ごしていた高齢者は避難所に避難しているケースが多かったのに対し、高齢者だけで生活している家の多くは避難をしていませんでした。

町内会によっては高齢者しか住んでいない家に出向いて避難を呼びかけた所もありました。

避難指示が出ているから避難した方がいいと言っても、高齢者の多くは避難することを嫌がりました。

高齢者が避難場所への避難を拒む理由は、高齢者が避難所に行くと周囲の人に迷惑をかける、知らないヒトたちと同じ空間で過ごすことに抵抗がある、避難をする必要までない、などという理由が多く、避難することよりも避難したくないという気持ちの方が強いです。

しかし、西日本豪雨の冠水で亡くなったヒトの多くが高齢者というのも事実です。

亡くなった高齢者のほとんどは、自宅の中だったそうです。

倉敷市真備町の冠水は一戸建ての2階部分まで来ていたので、ほとんどのヒトが屋根の上に逃げていたり、2階の部屋の高い部分に登っていました。

倉敷市真備町

高齢者の避難が課題

そのため、救助を求めるコトが難しく、多くが近所のヒトや県外にいる家族や親戚がTwitterに住所と避難している人数を書いたモノをあげて、助けを求めるものがとても多かったです。

真備町に住んでいる高齢者の多くは、高齢者夫婦だったり高齢者の独り暮らしも多かったために、被害が大きくなったと思われます。

また、避難所時代が被災してしまうという事態にもなっている所が西日本豪雨では多いです。

そのため、避難所に避難した避難民が、そこから更に避難するという状況にもなっています。

そのため、自治体などで決めていた避難ルートやハザードマップが役にたたなかったことも被害の大きさのひとつでもあります。

高齢者が避難するとなると、体が弱っていたりすることもあるので、若い人よりも避難するのに時間がかかってしまいます。

そのため高齢者が避難するとなれば、余裕をもって避難する必要があるのです。

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