介護地獄で苦しむ子供たち

『介護地獄』という言葉を聞いたことはありますか?

『介護地獄』という言葉は、老々介護(ろうろうかいご)が日本で増えている所から出て来た言葉です。

今の日本は高齢化社会なのに、入所できる介護施設や介護職員が不足過ぎて施設に入所できない介護施設難民の高齢者が増えています。

介護施設で余裕があるとすれば、マンションと介護施設が一体化した様な毎月の費用が高額で入所する段階でも何千万という金額を要する様な所しかありません。

一般的な生活水準で年金で生活をしている高齢者は入居できる様な施設はどこもいっぱいで空き待ち状態です。

しかし、全ての高齢者が介護施設に入居してから他人からの介護がないと生活できないという人ばかりではありません。

介護を要する高齢者で施設に入居できなかった高齢者は、自分の子供や親戚、通いの介護サービスしか選び様がないのが現状です。

親戚に介護をして欲しいというのは難しいため、大半の高齢者で子供がいる人は自分の子供に介護をお願いしますが、日本が不景気で雇用も安定していないので子供の立場からして勤めている状態での介護は難しいです。

介護を必要としている親を、介護するために準備が必要だから1ヶ月待って欲しい、とは言えません。

最悪な場合、いきなり明日から介護しなくてはいけません。

正社員として働いている場合、いきなりの介護は正直、不可能です。

介護で仕事を辞めるにしても会社のコトを考えて、自分が受け持っている仕事やお客の引き継ぎをしなくてはいけません。

更には退職届や退職願は、最低でも2週間前の提出が当たり前となっています。

親がいきなり転がり込んで来て介護をしないといけないから今日で退職します、なんてことは許されないのです。

しかも親を介護したからと言って生活にゆとりは出ず、仕事を辞めていたら自分の生活すら成り立たない可能性は充分に高いです。

子供が仕事もできて介護もできる様な日本社会にならないと、『介護地獄』という言葉は消えません。