孤独死が心配される高齢者の独り暮らし

高齢化社会に突入した日本で深刻な問題となりつつあるのが、高齢者の独り暮らしです。

パートナーが既に他界していたり、子供が仕事で海外赴任しているなどの理由で、高齢者施設を探してもいっぱいでスグに入居できない高齢者が年々増加している。

高齢者の寿命が長くなることで、高齢者施設にもなかなか空きが出ない。

新しい高齢者施設ができても、障害があったりして看病で人の手を必要とする高齢者が先に入居してしまうケースも珍しくない。

年老いた親を自宅に独り暮らしをさせるのが不安と思っていても、不景気な社会なため退職して親と同居したとしても必ずしも転職先があるわけではない。

そのため、同居することに踏み切れないヒトも多い。

近所に知ったヒトや親戚などが住んでいて、週に何回か顔出しをして状況を見てくれるだけでも安心感は違ってくるのだが、最近は近所付き合い自体が減って来ている家庭も少なくない。

高齢者の独り暮らしでいちばん心配なのが孤独死である。

孤独死というだけあって、誰にも知られることなくひっそりと亡くなってしまい、亡くなった後もスグに近所のヒトや親戚に発見されないのである。

発見されるのに数週間~数ヶ月経って、異臭がするからという理由で警察に通報があって、初めて亡くなっているコトが分かるのである。

そんな不安を解決するために、最近では高齢者の動きを感知するカメラ、高齢者が起床したか分かる介護用ベッドなど、様々な高齢者の動きを見守る商品が発売されている。

これらは、距離が離れていても登録しているだけで子供でもスマートフォンやパソコンでチェックをすることができる。

また、起床を感知するベッドでは何時にベッドから出たかなど詳しい時間も知ることができ、起床する気配がなければ利用者の所に通知が行き、契約している介護施設のスタッフが様子を見に行くことも不可能ではない。

このように遠くから離れている場所でも、高齢者の状態をチェックすることができ、異常があれば即座に対応ができる。

とは言っても、いちばん大切なのは近所同士の付き合いであり、カメラに監視されている様な生活を送ることよりも、人間同士の触れ合う生活が心にも体にも良いのである。

孤独死を減らすためにも動ける間は、しっかりと町内会などで開催されるイベントに参加することが理想ではある。