中国が抱えている一人っ子政策の代償

日本では子供が2人、3人、4人いたとしても誰も文句を言うことがなく、日本政府から何らかのペナルティがくるということはありません。

しかし、中国では財源負担を増やさないために子供は1人まで、2人以上の子供を出産した場合は、ペナルティとして罰金を支払わなければなりません。

裕福な家庭であれば、国に税金を払って2人目、3人目と子供がいる家庭がほとんどです。

しかし、貧しい世帯や農村世帯になると税金や罰則の金額を中国政府に納めることができないので、子供は1人しか産まない家庭がほとんどです。

農村世帯は自分たちの家計を楽にするためにも働き手が欲しいですが子供が1人しか認められていないので、昔から子供の誘拐が問題となっていました。

ところが、中国にも深刻な問題が生じたため、長い間子供は1人しか認めない一人っ子政策を廃止する事態になりました。

その理由は、介護です。

中国でも、人民の高齢化により高齢者が増えています。

長年の間、一人っ子政策を強いて来たため、農村世帯や貧しい世帯での介護者がいないという問題に直面しています。

親の介護と仕事の両立ができない、そのため介護をしている者は仕事ができず、仕事をしている者は介護ができない、という悪循環に陥っています。

さらには、介護をさせるため、自分たちが食べるための農業を維持するため、働き盛りの若者や子供の誘拐が深刻になってきています。

高齢者の負担に伴い徴収できる税金が減ったため、中国政府にとって財源が年々減少しています。

そのため、中国政府は介護をする人間を増やすために、一人っ子政策をついに廃止したのです。

しかし一人っ子政策を廃止したからと言って人口が爆発的に増えるわけではありません。

介護をしながら仕事をしつつ、新たに子供を産めといきなり言われても無理なことです。

日本でも高齢化と少子化時代に突入しているので、日本が中国の二の舞になるのも時間の問題と言えます。